やめようと思ったら、まず受診してみましょう。
ニコチン依存症という病気ですから、保険で治療が受けられます。
途中で吸ってしまっても、中々その１本がやめられなくてもそれでも
ゴールを目指していきましょう！
慢性疾患の治療において禁煙に勝る治療なんてないからです。
どんなにいい薬でも心筋梗塞の発症を４割までは減らせません。ところが禁煙する
だけで心筋梗塞、くも膜下出血４割以上、肺がんは８割、そのほかのがんも４割〜
９割以上減らせてしまうのです。こんなにスゴイ治療はあるわけありません。
・ ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト ( TDS ) で５点以上の方
・ [ １日の平均喫煙本数 × これまでの喫煙年数 ] が200以上の方
・ 禁煙宣言書に同意されること ( 自筆でサインして頂きます )
・ 初診日から約３ヶ月間所定の回数 ( 初診を含め５回 ) 受診する意思のある方
※ 過去１２ヶ月以内に、保険診療にて禁煙治療を受けられた方は保険適用での治療を受けられません。
自費診療となります。
※ 未成年者の場合は残念ながら保険適応ではありません。自費診療となりますが是非ご相談ください。
・ 禁煙の動機を伺います。
・ 日常生活の中でのタバコの存在について伺います。
・ 禁煙補助剤についての説明
・ 禁煙宣言書にサイン
・ 呼気中一酸化炭素の測定
呼吸器症状 ( 咳や痰、息切れ ) のある方は呼吸機能検査を実施します。
肺気腫という病気についても検討してみましょう。
・ 禁煙してよかったこと、困っている事・ 問題点について
・ 呼気中の一酸化炭素の測定
・ 治療してみて自分自身の変化について、１本くらいという気持ちがまだあるかどうかなど伺います。
・ 呼気中の一酸化炭素の測定
※ 保険で認められている通院回数は、初診を含めて計５回、期間は約３ヶ月です。
ニコチンをタバコの代わりに皮膚から補給し、禁煙のつらさを紛らわします。
医療機関では大中小の３種類のパッチを使用し、それぞれの使用期間は
です。費用は３割負担の方で１ヶ月に4,000円程度です。
主な副作用は、貼った場所のかぶれです。
内服の仕方は
です。費用は３割負担の方で1ヶ月6,000円程度です。
主な副作用は、吐き気、便秘、腹痛、頭痛などです。
強力な禁煙補助剤で、ヘビースモーカーでもすんなりと禁煙に成功しています。
喫煙者の中には、タバコを吸うと「リラックスできる、ストレスを和らげる、自身がつく、集中力を高める、退屈を紛らわす」と誤解している人が多く見られます。しかし「タバコは何の役にもたたない」、そして「禁煙で失うものは何もない」ことを理解できないと禁煙は難しくなります。これらの思い込みのリセット(気持ちの切り替え)も重要なステップです。タバコを吸わない人でもストレスは解消できているのですから、気楽な気持ちで始めましょう！
リセット禁煙に関しては、トヨタ記念病院 磯村 毅 先生の｢リセット禁煙のすすめ｣｢リセット｣を参考にしています。
